うつを治すためには情報収集を徹底するのがポイント

診察の内容

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風邪の場合は、熱やのどの痛み、体のだるさを総合的にみて判断をしますが、うつの場合目で見える指標と視覚での判断が難しくなるため診察時間を長めに取るのが一般的です。問診では、いつ頃からうつの症状が出始めたのか、食欲の有無や人に会う時億劫になるか等の質問をします。うつの診断を下すためにはあらゆる視点から判断をするため多くの質問を投げかけていきますが、問診だけでは確実性がないので他の検査を交えながら慎重に調べていきます。問診をする上で重要視しているところは病気になる前の性格、家族歴、生活歴、発症に至った原因の確認です。これらの情報を使ってうつ病の症状を照らし合わせながら診断をします。そうすると、患者に今必要な治療や薬の処方をより正しく行なうことができます。

うつになるきっかけは様々です。親しい人や恋人の死が原因だったり、環境が変化したことで心因にストレスを与え、うつに発展する場合もあります。遺伝的な要素があれば、家族や親せきに同じ病気を患っている人がいるか質問されるでしょう。うつを発症した理由を明確にすることで、治療方針を上手にたてることがでいます。うつにはなりやすい性格というものが存在し、完治を目指すのであれば病気になる前の性格を事前に知っておかなければなりません。メディアで取り上げられたことで広まった新型うつ病は、治療をするといった意思がなく、放置の末慢性化するものです。こうなると治療期間が長くなるだけではなく、一生うつと付き合っていかなければなりません。この事態を少しでも避けるためには、病気になる前の性格を前もって知ることが完治への第一歩になります。うつは様々な要因が重なって発症しますが、生活が荒れるとうつを発症する確率が高くなります。例えば昼夜逆転した生活や、不規則な食生活はうつ病の震源地といわれているので予防のためにも改める必要がありそうです。ただこの生活歴には学生時代と幼少期の養育状況も含まれます。長期にわたりじわじわとうつになりやすい性格になった可能性があるため、出生時の状態や乳幼児期の様子も判断材料になります。出産時は正常分娩か、もしくは出産を終えた時に精神的な不調が見られたか等がチェックされます。乳幼児期は親の世話をきちんと受けていたか、そして過保護や過干渉、支配、拒否等の行動が多く見られなかったか医師から質問されます。うつを診断するまで実に多くの質問を投げかけられますが、正しい診断をするためにも重要な箇所なのです。

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